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('02.10.26.)

『足りないもの』
MAGL-3005/1,905円(税別)

1.足りないもの [SampleSound]
2.しめった空が落ちたら [SampleSound]
3.ニノウデ思案 [SampleSound]
4.だいあもんど
5.ぼっちぼん
6.ポケット、プリズム、スプライト。

<「足りないもの」に寄せて>


「足りないもの」?全然足りてるよ。自分が聴きたい音が全部入っているような気がする。
ヨシンバの得意とする「地に足が着いたカンジ」のアーシーロックはもちろんのこと、ソフトロックなA&M的な要素や繊細なフォークロックの雰囲気など…。
って小手先のことは置いといて、すごいアルバムですね、ヨシンバの中でも最高傑作だし、ここ数年の日本のロックアルバムで3本の指(もちろん個人的に)に入る名盤ですよ。なんたって曲が良い!大体、良いアルバムって言っても良い曲は前半に集中してて、後半は尻つぼみだったりするんだけど、このアルバムは違う!!後半に向けてどんどん良くなっていく。
コレはハッキリ言って商売のセオリー上、間違っている!でも、まあいいや。その潔さも込みで。
全然マニアックで終わってない!めちゃポップ!コレは本当にヤバイ!
新人ばっかり気にしてる場合じゃないよ。こんなにいいバンドがいるんだから。
「初恋の嵐」亡き後の心の隙間を埋めてくれるのは、ヨシンバだな、たぶん。

ユキタツヤ(mona records/Smily Smile)



ふとした、という時の「ふと」に「不図」という借字をあてる、ということをワタシ(43歳)は最近になって知りました。ちなみにそれは立川談志師匠の本のオビにあった「不図した病で死にたい」というフレーズだったわけですが。
そんなワタシが「不図した音楽」に吸い込まれる、という瞬間を体験しました、『足りないもの』。
ヨシンバには、なんか「階段の踊り場」みたいな、主張の弱い存在感がある。
不図した瞬間の、不図した音楽。いい意味で。

渡辺 祐(編集者&J-WAVEナビゲーター)



こんなどえらい名盤、どうしましょう。音のひとつひとつが、わたしのツボ直撃なんです。
だから、もともとたまらなく大好きな彼らの歌声やハーモニーが、よけいに色っぽさを増幅させて響くんです。
ワンフレーズごとに泣いたり、笑ったり、身もだえたり。たとえばモビー・グレープの向上心とか、フォー・フレッシュメンの洒落心とか、ニール・ヤングの哀愁とか……あたしの好きなモノが全部、ヨシンバのカルシウムになってるようなカンジ。
“足りない”ものなんか、何もない。でも、たぶん。彼らの中にはまだ“足りないもの”があって、そのキモチがこんな素敵な音楽を作っている。
足りないものを感じていない人たちの音楽は、物足りない、だろ?「足りないもの」にこそ、心ときめく。

能地祐子(ライター)

 


('01.09.05.)

『ハズムリズム』
MAGL-3004/2,191円(税別)

1.ハズムリズム [SampleSound]
2.君と眠ってる [SampleSound]
3.梅雨空
4.あてのないままで
5.もしそれで×ならば…
6.ピストルと不発の恋の弾
7.6月のサヨナラ [SampleSound]


<レーベル担当者の声>
「042」という彼等のファーストアルバムと聴いたときに「随分雑食な人達だな〜」といのが感想だった。 フォークっぽかったり、和製ソウル風だったり・・・で、色々話を聞けば皆好きな音楽がバラバラだったりする。(やっぱりな〜)でも吉井君の声はとても色気があり(別 に私はその筋の人ではない)彼が書く詩はビタースウィートなチョコレートといった雰囲気があり、まさに甘くも大人の味で僕の嗜好を刺激するのに十分な物だったのだ。

彼等の音を聴くと自分がピュアなリスナーだった頃を思い出す。一生懸命アルバイトしてお金を貯めレコードを買っていた頃をだ。 「音楽ってやっぱり良いな・・」と自分を素直にさせてくれる。長くこういう仕事をしていると、段々曇ってくる自分の目にフレッシュな目薬をさされたようだ。

色んな声が聞こえる、初期のはちみつぱいの様だとか、曰くはっぴいえんどの再来だとか、ビーチボーイズを思わせるとか・・・。 どれも正解だと思う、でも僕はこれを聴く人にとって自分のヨシンバを見つけて欲しいと節に願います。

僕は毎日ウチで彼等のニューアルバムを聴いてます、毎日自分のヨシンバを発見してはとても幸せな気分に浸ってます。

マグネット 三好浩之

<プロフィール>
武蔵野美大の学生であった吉井、荘田、中澤が中心となり結成、その後住田、郡司を加え5人編成となる。メンバーの様々な音楽性を微妙に組み合わせた、フォーキーであり、ソウル風であり、ソフトロック風でもある異種配合サウンドと日本語の響きを巧みに遊び独特の空気感を持ったバンドとして注目を集め始める。

FM局 J-WAVEの人気番組「投稿王国」に送ったデモテープが認められ、同番組プロデュースのコンピアルバムにも参加するなどし更に評判を呼び、ライブ活動を続ける中デビューが待たれていた。

98年8月にテイチクより「これを恋と云えましょうか」でメジャーデビュー、その後11月にマキシシングル「くもの糸」をリリース、翌年4月にはファーストフルアルバム「042」を発表する。遅咲きのデビューながらも60年代、70年代の空気を思わせる濃密なムードの世界観が高い評価を得て、その後の展開を期待される。

一時活動を休止したが2001年には前述したメンバーに加え、新たに、佐治(ds) 、鈴木(b)そして西村(key)を加えて活動再開、新生ヨシンバとしてライブを中心に精力的に活動を始める?メンバーの西村が加わった事により、定評のあったコーラスワークにも磨きがかかり01年9月にマグネットレコードよりセカンドアルバム「ハズムリズム」を発売。

「ハズムリズム」発表後、佐治(ds)が脱退。しばらく朝倉真司をサポートに迎え精力的にライブ活動を行う。02年5月、初の関西ツアーを経て朝倉(ds、perc、cho)正式メンバーへ。5月末よりニューアルバムレコーディング開始。サードアルバム「足りないもの」02年10月26日発売予定。早くも名盤の噂が広がっている。

現在は斉藤哲夫、林邦洋のバックをヨシンバのメンバーが務めるなど、新旧に捕らわれない活動を繰り広げ、ますますその音楽性に幅を広げている。

 


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